不動産売却におけるリースバックとは？メリット・デメリットをご紹介

不動産の売却を検討中の方のなかには「リースバック」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。
しかし、聞いたことはあるけれど、リースバックの内容については知らない方も多いことでしょう。
そこで今回は、リースバックについて、利用するメリット・デメリットをあわせてご紹介します。

不動産売却におけるリースバックとは？

リースバックとは、不動産会社へ売却した家を賃貸物件として借りることで、同じ家に引き続き住むことができる仕組みのことを指します。
つまり、不動産売却後も引っ越す必要がなく、今までと変わらない生活を送れるのです。
リースバックは、住宅ローンの支払いが難しくなった場合だけでなく、まとまった資金が必要になった場合にも利用できます。
ほかにも、老後資金のため、病気の治療費や子どもの教育費のため、住宅ローン以外の借り入れの返済のために利用する場合もあります。
よく似た言葉にリバースモーゲージがありますが、リースバックとは異なるものです。
リバースモーゲージは家を売却するのではなく、家を担保にして融資を受ける方法です。

不動産売却におけるリースバックを利用するメリットとは？

リースバックを利用するメリットは、主に3つあります。

今までと変わりない生活を送れる

リースバックの最大のメリットは、売却前と変わらず、売却した家に住み続けられる点です。
引っ越しの手間がかからないだけでなく、自宅を売却したことが近隣住民に気付かれにくいでしょう。

家の維持費を負担しなくても良い

リースバックを利用した家の所有権は、不動産会社に移ります。
家の管理や修繕は、所有者である不動産会社がおこないます。

家が被害に遭ったときのリスクを避けられる

家が災害や事故などの被害を受けると、不動産としての価値が下がり、売却が難しくなる場合があります。
しかし、家の持ち主は不動産会社のため、気にする必要はありません。

不動産売却におけるリースバックを利用するデメリットとは？

リースバックを利用するデメリットは、主に2つあります。

売却価格が相場より低くなりやすい

リースバックを利用して売却した場合、売却価格が相場よりも低くなるかもしれません。
高値で売却した場合は、家賃が高くなる可能性があります。

自分で好きなようにリフォームできない

家の持ち主は不動産会社のため、自分好みにリフォームができません。
リフォームなどをおこないたい場合は、不動産会社に許可をとる必要があります。

まとめ

リースバックについて、メリット・デメリットをあわせてご紹介しました。
リースバックを利用すると、家に住み続けながらまとまった資金を調達できますが、家の持ち主が不動産会社になるためデメリットもあります。
メリット・デメリットを確認し、よく検討してから利用することをおすすめします。
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