築浅の一戸建てを早期売却するコツや注意点をご紹介

マイホーム購入後に転勤や家族構成の変化など、さまざまな事情から売却するケースがあります。
一戸建ては購入後から一年経過するごとに、資産価値は下落すると言われています。
とくに築浅の場合、高値で売りたいと考える方も多いため、できるだけ早く売却するのがおすすめです。
ここでは、築浅一戸建てを売却するコツをご紹介します。

築浅一戸建てを売却する理由は伝えるべき？

築浅の一戸建てを売却する理由はさまざまですが、転勤や家族構成の変化、離婚などがきっかけとなるケースが多くあります。
購入者からすると、築浅でなぜ売却するのか気になる人が多いため、きちんと理由を説明することが大切です。
売却理由を伝え、納得して購入してもらった方がトラブルになることも少ないでしょう。
また売主は「契約不適合責任」を負う義務があり、売却理由が住宅の欠陥や不具合など瑕疵によるものである場合、買主へ瑕疵を告知しなくてはなりません。
もし隠したまま売却すると、買主から損害賠償請求や契約解除の可能性もあります。

築浅一戸建ては価格が下がる前に売却を

売却を悩んでいる場合は、できるだけ早期に売却することをおすすめします。
住宅は築年数の経過とともに、建物の資産価値がどんどん下がってしまうためです。
国土交通省の「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」の資料によると、築5年の一戸建ては新築時より30%ほど価格が下落するとされています。
さらに築10年経過すると、資産価値は新築時の50％ほどになると言われています。
一戸建ての場合、土地は築年数は経過しても資産価値が変わることがありません。
そのため、全体で見たときに土地の割合が大きいほど不動産全体の資産価値は下がりにくいと考えられます。

築浅一戸建てを早く売却するコツは？

築浅一戸建てをできるだけ早く売却するには、まずは適正な価格で売り出すことです。
築浅であっても購入希望者から見ると中古物件ですので、相場より高いとすぐに売れない可能性もあります。
ただし、住宅ローンを利用している場合は抵当権にも注意が必要です。
売却する際はローンを完済し、抵当権抹消しなければ売ることができません。
不動産会社と相談しながら完済できる売却価格を設定することが大切です。
また、エアコンなど買主が希望する設備があれば残しておくのも良いでしょう。
買主にとってメリットを感じられる部分が多いと、早期で売れる可能性があります。
売却して利益を得ると譲渡所得税がかかりますが、居住用財産の3,000万円特別控除などが適用できるケースがあります。
節税対策のためにも事前に調べておきましょう。

まとめ

一戸建ては築5年の築浅物件であっても、新築時の70％程度まで資産価値が落ちると言われています。
高値で売却するには、できるだけ早く売り出すことが大切です。
売却のコツとしては、適正価格で売り出すことや買主が希望する設備を残しておく方法などありますので、一度不動産会社に相談することをおすすめします。
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