土地の水道の引き込み工事とは？費用や起こりやすいトラブルも解説

家を建てる場合、土地によっては水道の引き込み工事が必要となる場合があります。
土地の場所や管轄する役所によって、引き込み工事にかかる費用は大きく異なるため、土地を取得する前にあらかじめ調べておくことが大切です。
そこで今回は、土地の水道の引き込み工事とはなにか、また費用や起こりやすいトラブルについても解説します。

土地の水道の引き込み工事とはなにか

水道の引き込み工事とは、道路に埋設されている水道の本管から家の敷地内に水道管を引き込む工事のことです。
土地を買う予定がある場合は、まず役所に連絡し、土地の前面道路に水道管本管が埋まっているかを確認する必要があります。
もし本管から水道管が分岐し、すでに敷地内まで引き込まれている場合は工事をおこなう必要はありません。
一方、まだ引き込まれていない場合は自費による工事が必要です。
また、近くに本管がない場合、水を使うためには井戸を掘らなければいけないケースもあります。

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土地の水道の引き込み工事の費用相場

土地の水道の引き込み工事の費用相場は、40万～60万円程度です。
一方で、引き込み工事に100万円以上の高額がかかるケースもあります。
引き込み工事が高額になる原因のひとつとして、土地の前面道路に水道管がない場合があります。
引き込みの距離が長ければ長いほど、工事の費用は高額になるため注意が必要です。
また、一般的な水道管の口径は20mmですが、二世帯住宅など水の使用量が多い住宅では口径25mmの水道管を使用する場合もあります。
その場合も材料費が上がるため、引き込み工事の費用が高くなります。

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土地の水道の引き込み工事でよくあるトラブル

水道の引き込みは、他人の土地を通過してはいけないのが原則です。
古い土地の場合、以前の工事により他人の土地を通過して水道の引き込みがされている場合があり、将来的なトラブルを避けるためには水道を引き直す必要があります。
反対に、隣家の水道管が自分の敷地を通っている場合も、引き直してもらうよう相談する必要があります。
また、水道管の本管がある道路が私道だった場合は、引き込み工事の際所有者全員に「掘削承諾書」へのサインをお願いしなくてはいけません。
この場合、なかなかサインがもらえなかったり、代金を要求されたりなどのトラブルに発展する可能性もあります。
土地の前面道路が私道の場合は、掘削承諾書を入手できているかあらかじめ工事業者に確認を取ることが、トラブルを避けるポイントです。
また、水道本管から遠いと工事費用が予想外に高額になるケースもあるため、事前に見積もりを取っておくことも大切です。

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まとめ

土地の水道の引き込み工事とは、前面道路にある水道本管から敷地内に水道管を引き込むことを指します。
水道の引き込み工事の相場は40万～60万円ですが、本管からの距離によっては100万円を超える高額になる場合もあります。
すでにある水道管が隣家の敷地を通っている場合や、本管がある道路が私道の場合はトラブルが起こりやすいため、注意しましょう。
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