不動産投資ローンとは?融資の流れやオーナーに求められる条件について
不動産投資のために物件を取得するときは、金融機関の融資を利用するのが一般的です。
金融機関ではオーナー向けの、投資ローンを扱っています。
そこで不動産の投資ローンとはどのような商品なのか、融資を受けるときの流れや条件を確認していきましょう。
不動産オーナーが融資を受けるときの流れ
不動産のオーナーが金融機関から融資を受けるためには、いくつかの流れがあります。
まずローン申請にあたって必要な書類は、主に以下のものがあります。
自己紹介資料
●本人確認書類(身分証明書、実印、印鑑登録証明書、住民票、健康保険証)
●所得を証明する書類(前年分の源泉徴収票、確定申告書、確定申告書)
●勤務先の会社概要、職歴書
●直近3年分の納税証明書
●不動産関連の資格証明書(保有していれば)
●賃貸借契約書・支払通帳、既存ローンの返済予定表
●保有資産一覧
物件資料
●物件概要書
●レントロール(賃料想定表)
●売買契約書、重要事項説明書
●不動産登記簿謄本、公図
●建築図面等物件の資料
●建築確認証
審査完了までは、書類提出からおよそ2〜4週間ほどかかります。
そして審査に通ると、融資限度額や期間、金利などの条件に関する案内があります。
不動産オーナーとして融資を受けられる条件
不動産オーナーが融資を受けるには、主に以下の条件をチェックされています。
●個人の属性(職業・収入など)
●自己資金の多さ
●物件の収益性・担保価値
住宅ローンと比較して、オーナー向け融資のほうが審査は厳しい傾向にあります。
オーナー自身の条件(収入や資産)はもちろんのこと、物件の採算性なども総合的に評価されます。
不動産オーナーの融資に適用される金利
不動産オーナーとして融資を受ける際、固定金利と変動金利のどちらを選んだとしても、借主の属性や物件によっても金利は変化します。
さらに住宅ローンと異なり、必ずしも低い金利が有利とは限りません。
どのくらい収益を得られるかは、物件の利回りや空室率にも影響を受けるので、総合的に判断するようにしましょう。
売却のタイミングも考慮する
不動産投資で最終的な利益が確定するのは、物件を売却するときです。
そのため投資用物件を長期保有せず、短期間で売却を予定しているなら、金利の低い変動金利のほうが有利かもしれません。
一方で長期運用を予定しているなら、固定金利のほうが金利変動のリスクを減らせる場合があります。