空き家を売却する方法3選とは?空き家を売るか貸すかの判断基準も解説!
法令により倒壊するリスクの高い管理不全の空き家は、通常の固定資産税の6倍もの税金が課税される可能性があるので、ご自身で管理が難しい住宅については売却または賃貸などの対策が必要です。
そこで今回の記事では、空き家を売るまたは貸す際の判断基準や、住宅を売却する方法とポイントについて解説させていただきます。
空き家を売るか貸すかの判断基準とは
入居者のいない住宅を所有している方のなかには、物件を売りに出したら良いか、それとも貸したほうが良いかと悩んでいる方も多いものです。
不動産により条件が異なりますので、一概にどちらが適しているとは断言できませんが、物件を売るメリットとしては一度にまとまったお金を得られますし、固定資産税などの管理費用を支払う必要がなくなります。
しかし、長期的に家賃収入を見込める収益性の高い空き家を売却してしまうと、あと先で見ると物件を貸したほうがお得な場合もあるため注意が必要です。
一方で、住宅を貸すと中長期的な家賃収入を得られる点がメリットですが、維持管理にお金と時間がかかるうえ、必ずしも継続的に入居者がいるとは限らない点がデメリットと言えます。
そのため、不動産を売るか貸すかの判断基準は、実際に収支バランスのシミュレーションをして収益性の高いほうを選ぶ必要があります。
空き家を売る3つの方法とは
空き家を売る方法としては、以下に述べる3つの方法があります。
古家付きで住宅を処分する
住居付きの状態で売却できるので、住宅を売りたいと考えた時点で売却活動をはじめられますが、建物のコンディションが悪いと希望値での取引は難しいと言えます。
古家を解体して更地の状態で不動産を売却する
建物の老朽化が進んでおり、今の状態では売買契約が難しいときに選択される方法ですが、解体費用が高くつく可能性がありますし、売却するまでに時間も要します。
住宅のリフォームをして不動産を売却する
リフォームにより建物のコンディションが改善されれば、買い手が早く決まる可能性が強い一方で、工事費用が嵩んでしまい、利益が少なくなることも考えられます。
また、不動産を売りに出すまでに時間が掛かってしまう点もネックです。
空き家をスムーズに売るポイントとは
物件の欠点はつい隠したくなるものですが、売却後も売主は契約不適合責任に問われる可能性があるため、建物に不具合がないか状態把握して、買い手にマイナスポイントもしっかりと伝えましょう。
また、隣地との境界線が不明瞭の場合には、専門家に測量をしてもらう必要があるため作業に一定時間掛かりますので、時間的にゆとりを持って住宅の売却をおこなってください。