不動産売却が長引く原因と対処法!一般的な売却期間とは?
不動産の売却にはある程度期間が必要ですが、その期間が通常よりも長引くケースがあります。
不動産の売却が長引く時は、原因を探って適切な対処を行うことが必要です。
今回は不動産売却が長引く原因と対処法、そして不動産売却に要するおおよその期間についてご紹介したいと思います。
不動産の売却が長引く原因
不動産の売却は通常、次のような流れで売却を進めていきます。
まず不動産会社を選定し、物件の査定を受けます。
準備期間を経て売却活動をスタートさせ、契約成立後、引き渡しを行って完了です。
このような流れに沿っているにもかかわらず、売却期間が長引く場合には次のような原因が考えられます。
物件価格が相場よりも高い
設定している物件の価格が近隣の相場よりも高い場合、売却が長引く原因となります。
立地や土地の形状に問題がある
不動産のある立地そのものの条件が悪い場合や、土地の形状が変形地だったり、隣家との境界が曖昧だったりする場合も、売却が長引く原因となります。
売り出しのタイミングが悪い
不動産の流通は一般的に春と秋が多いと言われています。
動きが少ない時期に売り出し始めると、タイミングを逃して長引く原因の一つになります。
不動産会社の得意エリアや分野に合致していない
不動産会社によっては得意なエリアや得意分野がある場合もあります。
物件のあるエリアに強くない場合や個人物件に強くない場合は、不動産会社と物件の相性が悪い可能性があります。
不動産の売却が長引く場合の対処法
不動産の売却が長引いた原因がわかったら、それに応じた対処法を行うのが売却を早めるコツです。
具体的な対処法には次のようなことが挙げられます。
物件価格を相場に合わせて下げる
相場より価格が高い場合は、なるべく早めに価格を下げるとよいでしょう。
売却が長引いた末にずるずると値下げをしていくと購入希望者へも売れ残りのイメージが付く恐れがあるので、なるべく速やかに行うのがコツです。
測量図の有無を確認し、なければ作成する
測量図の有無を確認し、ない場合は土地家屋調査士などに依頼してきちんとしたものを作成しておくと良いでしょう。
不動産会社との契約形態や不動産会社自体を変える
不動産会社との仲介契約には、一般媒介契約と専任媒介契約そして専属専任媒介契約があります。
現状の契約で売却に結びつかないようであれば、契約形態を見直してみるのもひとつの対処法です。
不動産売却にかかるおおよその期間とは?
一般的な不動産売却にかかる期間は、3か月~半年前後といわれています。
先述の売却の流れに沿ってご説明すると、期間の内訳は次の通りです。
●1.不動産会社選定・査定:1週間~1か月
●2.売却計画・売却活動準備:約1週間
●3.売却活動(内覧・条件交渉等):1~3か月
●4.売買契約手続き:1~2週間
●5.決済・引き渡し:1~2か月
このような流れですすめ、だいたい3か月~半年以上かかる場合は売却が長引いているといえます。