不動産売却における「現状渡し」!メリット・デメリットは?
近年、活発化してきていると言われる中古住宅市場。
今回は、中古住宅の広告などでよく目にする「現状渡し」で不動産を売却するメリットとデメリットについてご紹介していきます。
これから中古住宅の売買を予定している方は、ぜひこの機会にチェックしておきましょう。
不動産を売却するときの「現状渡し」とは?
最近ますます活発になっている日本の中古住宅市場。
実際に、リフォームやリノベーションなどを前提に中古住宅の購入を検討しているご家庭や、諸事情で空き家になる前の不動産の売却を検討しているご家庭も多いかもしれません。
中古不動産の売買でよく見かける「現状渡し」とは、簡単に言うと、住宅の壊れている部分や欠陥などを修復・修繕しないで引き渡す方法。
築年数が経過している不動産やスピーディに処分したい不動産の売却などに利用されることが多くなっています。
現状渡しでの取り引きでも売主には契約不適合責任が問われ、売主から買主に建物の現状や修繕履歴などを告知する義務があることを覚えておきましょう。
「現状渡し」で不動産を売却するメリットとは?
売主が不動産を現状渡しで取り引きするメリットは、不具合がある箇所の修繕にコストがかからないこと、早期売却が見込めることなどです。
また、買主のメリットとしては、不動産の購入コストをおさえられること、リフォームやリノベーションを自分の好きなようにおこなえること、購入を検討する不動産の選択肢が広がることなどがあげられます。
ほかにも、売主が個人相手ではなく不動産会社などに買い取りを依頼する場合は、契約不適合責任が免責になるといったメリットもあります。
「現状渡し」で不動産を売却するデメリットとは?
一方で、売主が不動産を現状渡しで取り引きするデメリットとなるのは、契約不適合責任を負うリスクが高まること、相場よりも安い売却価格での取り引きとなる可能性が高いこと、決して売りやすい売却方法とは言えないことなどです。
また、買主には、購入後に思わぬ瑕疵が見つかる可能性があること、契約不適合責任に関するトラブルに発展する可能性があること、購入価格はおさえられてもリフォームなどにコストがかかることなどがデメリットとなります。
現状渡しで取り引きをおこなうときは、このようなメリットとデメリットを理解したうえでおこなうことが大切です。
まとめ
実際のところ、現状渡しでの取り引きが前提となっている不動産にもいろいろなものがあります。
売主と買主がそれぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、満足度の高い不動産取り引きがおこなえるように、じっくりと時間をかけて取り引きをすすめていくようにしましょう。
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